メンタル弱男の自己啓発

自分の性格が嫌いで、マイペースなくせに周囲の目ばかり気にして時折ゲボが出そうになるくらい思い悩むことがあるごく普通のメンタル貧弱一般男性が、自分と向き合いいつか自分を好きになるための自己啓発用ブログ。

一人の男 その2

リャマです。



給食時間に転校生のN君含む周囲の3人がうるさいので僕が注意したところ、担任の先生に僕を含めた4人がいつもうるさいと言われてしまったところまででした。




僕らの席はクラスの一番後ろ、ドア側の角の席でした。担任の先生からすればただ遠いところで日々うるさい集団がいるという認識だったのでしょうが、僕にしてみれば完全に濡れ衣、冤罪です。むしろ先生が今していることを僕がしようとしただけなのに、これはたまりません。



大分前の記事で、昔の僕は泣き虫だと書きました。理不尽に怒られながらも僕はその時は涙を堪え、帰宅して母に泣きついたのを覚えています。
そんな未だに忘れないような出来事に、N君はいたのです。巻き込まれた形なので、しばらくはN君含む3人への恨みは続きました。



小学校の放課後は、帰宅してすぐまた友達の家に遊びに行くという日々でした。
ある日いつも遊んでいた友達の家に遊びに行くと、N君もいました。その次も、またその次もN君は僕の仲いい友達の家にいるのです。しかし恨みを抱えつつも、日々一緒にゲームをすれば仲良くなっていくものです。



気づけばN君は僕の中でいつも当たり前に一緒に遊ぶ人、友達と呼べる存在になりました。
毎日のように遊び、僕の家にも遊びに来るようになるのですが、N君は他の友達とは違う部分がありました。それは僕とN君が、よく喧嘩をするのです。子供だから喧嘩など普通ですが、僕は他の友達とはほとんど喧嘩をしないのです。そんな友達関係の中でも、N君とはずば抜けて喧嘩の回数が多いのです。



前に書いた通り、N君は地頭が良く口が上手いので、喧嘩の際は僕の知らないような単語を使っていつもボコボコにされます。完膚なきまでにボコボコです。
もちろん僕もその際は感情的になり、ある事ない事ぶつけるんですが、冷静に理詰めで責められて完敗です。その度に解散した後母に泣きつくのですが、友達の家に遊びに行けば当たり前にN君がいるので、友達としての関係は失わずに日々は過ぎていきました。



そして、仲が良いんだか悪いんだかわからないままの友達の形が続き、最終的には互いにその形を成す中学時代へともつれ込みます。




続く。